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外科(消化器・一般外科・肛門外科)

概要

 当院外科では、専門分野(消化器・一般外科)の手術に力を入れています。また、けが・きずなどの一般的な処置(縫合や消毒など)や、皮膚・皮下の腫瘤の切除も形成外科と並行して行っております。消化器外科・一般外科におきましては、多数の症例を(オリンパス社製full high vision 3D腹腔鏡や、超音波凝固切開装置など)を用いまして、腹腔鏡下に安全に手術を行っております。これまで、一般的な開腹手術はおなかの傷の大きさが、平均して20~30cmあるものでしたが、腹腔鏡下での手術では2~5cm程度の小さな傷で、より精密かつ繊細に行うことができ、体に与える負担も減らすことが出来ます。また、消化器癌、その他悪性疾患におきましては、化学療法(抗癌剤治療)を積極的に取り入れ、ガイドラインに準じた治療を、専用の化学療法室で行っています。その他にも、当院では放射線治療センターを併設し、放射線治療を受けることも可能です。当院は、大阪府がん診療拠点病院に指定されており、包括的ながん支援体制を整えております。

「大阪府がん診療拠点病院」のページはこちらから

 

外来診療担当表

 
午前診河合
池田
五味奥村河合奥村 五味
夜 診◎梅本◎野村◎非常勤◎石田◎鳥羽 
(午前診)9時~12時 (夜診)18時~20時 ◎当直医師
 

混雑予想のご案内

医師紹介

佐藤 眞杉(理事長)
学歴
京都大(1963年卒)
資格
日本外科学会認定指導医

 

河合 泰博(院長)
学歴
京都大(1989年卒)
資格
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会認定医
検診マンモグラフィ読影認定医
ジオン注講習会修了
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
がん治療認定医
ICD(感染症対策専門医)

 

五味 隆(副院長)
学歴
京都大(1987年卒)
資格
日本外科学会専門医
緩和ケア研修会修了

 

池田 房夫(部長)
学歴
京都大(1992年卒)
資格
日本外科学会認定医・専門医
緩和ケア研修会修了
 

 

奥村 憲二(部長)
学歴
滋賀医大(1998年卒)
資格
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
ジオン注講習会修了
緩和ケア研修会修了
メッセージ
専門は消化器・一般外科です。良性、悪性(癌)疾患に関わらず、腹腔鏡手術を中心に、患者様の体に負担の少ない、低侵襲な手術を心掛けております。また、消化器癌の化学療法に関しましては、海外での留学を含めた研究実績があり、専門分野の一つとしております。

特長

消化器外科

癌疾患について

胃癌

 胃癌は、元来日本人に多い癌疾患であり、罹患数、死亡数でそれぞれ、男女計で2017年度の統計予測で2番目、3番目に多い疾患です。症状と致しましては、心窩部痛や吐血、下血などの症状が現れることがあり、症状が出現する頃には進行していることも多いですが、しかし近年では検診の普及により早期で発見される症例も増えています。また、進行した症例でも手術前に化学療法を行い、癌が小さくなってから切除する症例も増えています。当院では、積極的に腹腔鏡下手術を取り入れております。体内で再建術を施行する、完全腹腔鏡下胃切除術を行っております(幽門側胃切除術、胃全摘出術)(図1)。腹部の創は、最大で約4cm程度となります(図2)。創部が小さく、術後の疼痛が軽減され、回復も早く、入院期間も10日前後と短くなりました。

図1.完全腹腔鏡下幽門側胃切除術、体内再建、δ吻合
 Delta-shaped anastomosis in totally laparoscopic Billroth Ⅰ gastrectomy:new technique of  intraabdominal gastroduodenostomy.  J Am Coll Surg. 2002 Kanaya S, Gomi T, et al. 

図2.腹腔鏡下幽門側胃切除術後の腹部所見.

大腸癌(結腸癌、直腸癌)

 近年食生活の欧米化に伴い、日本人においても発生頻度が上昇し、現在では癌罹患数統計予測におきまして男女計で第1位、死亡数で第2位になっています(2017年度)。大腸癌による症状と致しましては血便や腹痛など症状は多岐に渡りますが、手術で根治的に治療することが出来る可能性の高い疾患であり、その手術症例数も増加しています。当院では、結腸、直腸癌でも標準的に腹腔鏡手術で行っております。直腸癌では永久的な人工肛門をできるだけ回避し、自然肛門を温存する手術を行っています。また術前に化学療法や放射線治療を行ってから手術を行うこともあります。

食道癌

 食道癌診断・治療ガイドラインに基づき、進行癌に対しましては、術前に化学療法を行い、その後手術を施行しています。食道癌におきましても、胸部操作、腹部操作を胸腔鏡、腹腔鏡を用いて、鏡視下に手術を行います。非常に小さな創で精密な手術を行うことができ、以前の開胸、開腹手術に比して明らかに創部の痛みや、肺合併症が減少し、術後の回復が早くなりました。

肝臓癌(原発性肝癌、転移性肝癌を含む)

 当院では、肝部分切除や外側区域切除などは、腹腔鏡下で行っております。また、拡大肝右葉切除や拡大肝左葉切除などの拡大肝切除術も行っています。他に、ラジオ波を用いた肝焼灼療法や、放射線治療なども施行いたします。

胆嚢癌、胆管癌、膵臓癌

 ガイドラインに準じた標準療法(手術)を行っています。完全切除が難しい疾患ですが、切除可能な症例に対しましては、膵頭十二指腸切除や肝切除など高難易度手術を積極的に施行しております。症例に応じて、バイパス術や、ステント術などの対応も行います。

急性疾患(救急疾患)

 腹痛などで発症する急性虫垂炎(いわゆる「もうちょう」)、急性胆嚢炎、腸閉塞、消化管穿孔他、緊急疾患に随時対応(手術)しています。症状は腹痛だけでなく、発熱、嘔気、嘔吐や下痢など様々ですが、早急に対応し、少しでも早く患者様の症状が改善するように努めています。そのほとんどを、腹腔鏡下に手術を行っております。

胆石症(胆嚢結石症)

 腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っております。単孔式手術(single incision laparoscopic surgery; SILS, 傷の孔が一つの手術)を行うことも可能です。当日入院手術、翌日に退院も可能です。

一般外科・肛門外科

ヘルニア外来

ヘルニア外来を開設し、鼠径ヘルニア(いわゆる「だっちょう」(図3))、大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア他に対しても、腹腔鏡下での手術を中心に行っております(図4)。当日入院手術、翌日に退院が可能です。

図3.鼠径ヘルニアの腹部所見、腸が脱出している「脱腸、だっちょう」
図4.鼠径ヘルニアの腹腔鏡下での腹腔内所見、ヘルニアの孔(ヘルニア門)が確認できる
肛門外科

 肛門疾患は、痔核(痛みや脱出を伴う外痔核、出血や脱出を伴う内痔核)、痔瘻、肛門周囲膿瘍(肛門周囲が腫れて痛みを伴う)の手術を行っております。痔核に対しましては手術のほかに、ジオンによる硬化(注射)療法を積極的に行っています。ジオンは、日帰り手術が可能で、痛みの少ない手術です。 痔瘻には、腰椎麻酔下にseton(セトン)法による再発のない肛門に優しい手術を行っております。

形成外科

 毎週火曜日18時から20時まで、都合クリニック 都合武史医師が来院して、顔面など皮膚表面の腫瘤、母斑、ケロイド、拘縮、血管腫などの整容的手術の他に、眼瞼下垂、腋臭(ワキガ)、陥入爪(巻き爪)の手術を行っています。入院は不要です。

乳腺外科

乳腺外科のページはこちら
 

呼吸器外科・内科

呼吸器外科・内科のページはこちら

 

当科手術実績

 参考として、昨年4月から本年3月までの1年間の手術症例のご報告(2022年度)をさせて頂きます。
 外科的にお困りのことがありましたら、いつでもご相談下さい。

手術内容症例数(内、腹腔鏡下手術)
食道癌、胸腹部食道切除術33
食道癌、食道バイパス術22
胃癌、胃全摘出術1110
胃癌、幽門側胃切除術1312
直腸癌 (直腸S状部癌含む)、直腸切除、切断術3535
結腸癌、結腸切除術4544
肝臓癌、肝葉切除術10
肝臓癌、肝区域、亜区域切除術20
肝臓癌、肝部分切除術32
膵臓癌、胆管癌、膵頭十二指腸切除術60
急性胆嚢炎、胆石症、胆嚢摘出術6363
急性虫垂炎、虫垂切除術3535
ヘルニア根治術(鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア)7261
痔核、痔瘻根治術62
手術件数 全体567
全身麻酔手術件数436332
緊急手術141

 

 

当科学術論文発表

当院における閉塞性大腸癌に対する大腸ステント治療の短期及び中期成績の検討
奥村憲二、松村雅方、五味隆、清水謙司、河合泰博、佐藤眞杉
臨牀と研究、第99巻3号、2022年、353-356

下部消化管穿通症例に対する加療
奥村憲二、慶元正洋、杉本奈緒子、伊藤剛、五味隆、河合泰博
日本臨床外科学会雑誌、第82巻4号、2021年、679-683

 

当科学会発表

WS22-1 大腸憩室炎穿通膿瘍形成症例の治療戦略
奥村憲二、杉本龍亮、杉本奈緒子、松村雅方、池田房夫、五味隆、河合泰博、佐藤眞杉
第78回日本消化器外科学会総会、2023年7月

P065-4 原発性小腸軸捻転症の整復術後に複数回の再発をきたしたと考えられる1例
池田房夫、杉本龍亮、奥村憲二、松村雅方、五味隆、河合泰博
第78回日本消化器外科学会総会、2023年7月

S22-8 盲腸周囲ヘルニアを術前診断し、腹腔鏡下根治術を施行した1例
杉本龍亮、奥村憲二、河合泰博
第78回日本消化器外科学会総会、2023年7月

RO-04-5 下部消化管穿通症例に対する加療についての検討
奥村憲二、杉本龍亮、松村雅方、五味隆、河合泰博
第84回日本臨床外科学会総会、2022年11月

SF-082-8 当院における閉塞性大腸癌に対する大腸ステント治療の短期及び中期成績の検討
奥村憲二、松村雅方、五味隆、清水謙司、河合泰博、佐藤眞杉
第122回日本外科学会定期学術集会、2022年4月

P-47-7 下部消化管穿孔(穿通を含む)症例に対する加療についての検討
慶元正洋、奥村憲二、五味隆、河合泰博、山岡義生、佐藤眞杉
第81回日本臨床外科学会総会、2019年11月

P284-6 85歳以上の高齢患者に対する、消化器外科手術のリスク評価の検討
奥村憲二、慶元正洋、五味隆、河合泰博、佐藤眞杉
第74回日本消化器外科学会総会、2019年7月

OS18-3 閉塞性大腸癌に対する大腸ステント治療の、腹腔鏡手術に対する有効性の検討
奥村憲二、慶元正洋、五味隆、河合泰博
第31回日本内視鏡外科学会総会、2018年12月

P178-3 大腸癌イレウスに対する、大腸ステント治療の有効性の検討
奥村憲二、五味隆、加藤尚明、三木重樹、河合泰博、山岡義生
第73回日本消化器外科学会総会、2018年7月