呼吸器外科
概要
呼吸器外科では、肺がん、気胸、気管支腫瘍、縦隔腫瘍、横隔膜疾患を扱っています。治療は、患者さんに苦痛の少ない胸腔鏡手術を原則とし、悪性の場合は、抗がん剤や高精度放射線治療法を併用します。遺伝子治療薬を用いる場合もあります。
医師紹介
|
非常勤医
医 師 | 学歴等 |
---|---|
寺田 泰二【みのやま病院常勤医】 | 京都大(1982年卒) |
特長
肺がん手術を行っております
呼吸器外科はこの20年間で大きな変化が起こりました。それは胸腔鏡手術(内視鏡手術)です。従来の開胸手術は15㎝から30㎝の傷で、時には肋骨を切り取って手術してきましたが、この胸腔鏡手術では最も大きな傷は4cmで、肋骨に傷を付けません。それを含め2cm程度の傷を2か所、計3か所の傷で手術を行います。傷が小さい分、術後の痛みは少なく、患者さんにやさしい手術です。そんな小さな傷で肺が取り出せることに疑問を持たれるのは、当然です。肺は空気で膨れており、4㎝の傷でほとんどの肺癌が手術できるのです。もちろん、以前の大きな傷の手術と同じぐらい、またそれ以上の良好な結果を得ております。
また、当院では肺癌の治療方法は手術だけではありません。抗がん剤と放射線治療の3本の柱がすべて可能です。ご存知のように肺癌は特に治療の難しい癌です。手術だけで治るものもありますが、進行した肺癌も多いのです。それらの患者さんにはその3つの治療法を組み合わせることで、患者さんに一番いい治療法をご相談して選択していただきます。