乳房撮影(マンモグラフィ)検査のご案内
乳房撮影(マンモグラフィ)検査
- 乳房X線撮影のことで、マンモグラフィと呼ばれています。
- 乳房は柔らかい組織でできているために、専用の装置を使って撮影します。
- 乳がんをはじめ乳房にできる病気の検査に用いられます。
早期なら約90%が治癒します
現在乳がんの予防法はありません。しかし早期発見であれば、約90%の人が治癒します。早期発見のために、セルフチェックや検診が大切です。
セルフチェックのやり方
指で触れてチェック
お風呂やシャワーの時、石鹸がついた手で触れると乳房の凹凸がよく分かります。
- 4本の指を揃えて、指の腹と肋骨で乳房をはさむように触れ「の」の字を書くように指を動します。そのときに、しこりや硬いこぶがないか、乳房の一部が硬くないか、脇の下から乳首までチェックします。
- 乳房や乳首をしぼるようにして、乳首から分泌物がでないか調べます。
鏡の前でチェック
腕を高く上げて、ひきつれ、くぼみ、乳輪の変化がないか、乳首のへこみ、湿疹がないかを確認します。また、腕を腰に当ててしこりやくぼみがないかも観察します。
変化に気づいたらすぐに診察を受けましょう
マンモグラフィを受ける時の注意
生理前、生理開始後3日以内の方は乳房が張っていて痛みを感じやすいため、時期をずらして検査を受けられることをおすすめします。また、次に該当する方はマンモグラフィを受けられない場合がありますので、主治医にご相談ください。
- 妊娠中、妊娠の可能性がある方
- 授乳中の方
- 豊胸手術をしたことがある方
- ペースメーカー、VPシャント、前胸部静脈ポート留置等の処置を受けている方
マンモグラフィでは、乳房への圧迫が必要です
乳房撮影では、乳房をはさんで写真を撮ります。良い画像を得るためには乳房をなるべく均等に圧迫し、重なった組織を分離することが必要となります。乳房を少しでも薄くすると、乳房内部の様子がよくわかり、放射線の影響も最小限に押さえることができます。
乳房を圧迫する際に痛みを感じることもありますが、挟んでいる時間は10秒程度です。慣れない検査で緊張し、体に力が入るとうまく圧迫できません。肩の力を抜いて、リラックスして受けてください。
圧迫する際に人によっては皮膚に赤み、傷のつく可能性がありますが、その際はすぐに処置をさせていただきます。
マンモグラフィ検診施設画像認定を取得しています

PCM(マーメイド)
世界初のPCM(Phase Contrast Mammography)という技術を取り入れた最新鋭のデジタル・マンモグラフィを導入しています。このPCMシステムにより、高い鮮鋭性と粒状性画質が出力でき、乳がんの早期発見を行うための質の高い画像診断が可能となります。診察はマンモグラフィ認定医師が行います。撮影はマンモグラフィ認定診療放射線技師が行います。
![]() マンモグラフィ検診施設画像認定証 マンモグラフィ検診施設画像認定とは
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