血液内科
概要
白血病や悪性リンパ腫・多発性骨髄腫といった血液由来の病気を検査し、治療していく診療科です。幸い年間発症数もそれぞれ10万人あたり数人程度と少ないのですが、患者数に比例して診療に従事する専門医師も少ないという実情があります。
疾患の多くは悪性で抗がん剤等の治療が主流です。無菌室など特殊な設備の必要な急性白血病や骨髄異形成症候群などはそのような施設で治療する必要性がありますが、それ以外の疾患は当院のような地域密着型の病院でも十分に可能です。むしろ通院などの便が良く、緊急時の対応がすぐにできる施設のほうがメリットは大きいと思います。また、無菌室治療を要する疾患でも、積極的な治療を希望されず、定期的に輸血するだけで良いという方も受け入れています。重大な病気であったとしても自分の希望にあった治療のできるところ、しかも近所なら大変メリットが大きいと思います。
気軽に受診できて大きな施設なみの治療が受けられる、そのような“さりげなく”高度な治療のできる病院であるように努力してまいります。