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美杉会グループ

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放射線治療の種類について

通常照射について

治療の流れ

①診察・治療方針の決定

放射線治療専門医の診察を受けていただき治療方針を決定します
治療方針を決定するため、MR検査等を受けていただく場合があります

②固定具の作成

治療する部位に合った固定具を作成します
作成は20分程度です

③治療計画のためのCT撮影

治療計画作成のため、固定具をつけてCT撮影を行います
場合により造影剤を使用します

④治療計画の作成

CT・MRなどの画像データをもとに、専用のコンピュータ三次元装置を用いて、最適な治療計画を作成します

 

⑤治療計画の検証

治療計画が安全確実に実行されるため、専門のスタッフが治療内容の妥当性と安全性の検証を行います

⑥放射線の照射

治療計画に基づいて放射線を照射します
1回の治療は15分程度で痛みはありません
照射は通常外来で毎日行い、照射回数は病変によって異なります

⑦経過観察

全身の状態にはほとんど影響がなく、治療後は通常の生活に戻れますが、担当医の定期検診を受診していただきます

定位照射について

 定位放射線治療とは、細かく絞った放射線を集中的に照射する方法で、「ピンポイント照射」とも言われています。一回照射で治療が完結するものを定位手術的照射(stereotactic radiosurgery:SRS)、分割照射の場合を定位放射線治療(stereotactic radiotherapy:SRT) と区別されています。
頭部で定位放射線治療を行うには装置の精度が1mm以内であることが求められ、当センターの放射線治療装置はこの条件を満たしています。

治療の流れ

①診察・治療方針の決定

放射線治療専門医が診察し、病気の程度において治療の適応や方針を決定します
主治医からの紹介状、CT、MRI画像をご持参ください

②固定具の作成

高精度の定位照射を行うため、患者さん自身に合わせたマスクを作成します
作成には痛みを伴わず約30分程度で作り終えますが、その間動くことはできません

③CTシミュレーション・CT撮影

固定具(マスク)を着けた状態でCT撮影を行います
ヨード系の造影剤を使用しますので、過去に副作用が出現した方はお申し出ください

 

 

④MRI検査

放射線治療計画を行う上で、腫瘍の輪郭や周辺の正常臓器の輪郭を作成します
輪郭の描画は「i-Plan」という治療計画装置で、CT、MRI画像をフュージョン(合成)させて正確に行われます

 

⑤治療計画

放射線治療専門医がCT画像とMRI画像を元に、定位照射の計画を立てていきます
また、その計画は別の放射線治療専門医により検証され、ダブルチェック体制で計画が承認されます

⑥マスクテスト(intra-fraction error test)

一回の治療時間内での位置変動量について検討し、治療計画に反映します
治療開始日までにご来院いただき、実際にマスクを装着し継時的に照合写真を撮り、位置のずれを確認します

⑦治療計画の検証

治療計画が安全確実に実行されるために、医学物理士、放射線治療品質管理士、治療専門技師が検証を行い、治療内容の確認を行います

⑧放射線治療の開始

CTシミュレーション時に作成したマスクで固定をして照射を開始します
一回の治療時間は30分程度で痛みはありません
照射は1日一回で治療期間は照射回数により決まります

⑨経過観察

全身の状態にはほとんど影響がなく、治療後は通常の生活に戻れますが、担当医の定期診察を受けていただきます
病状によっては、通常の放射線治療が適している場合があります
当センターではもちろん通常照射にも対応しています

IMRTについて

 これまでがんに放射線の量(線量)を集中させる様々な方法が追求されてきました。しかしながら従来の方法では、がんと感受性の高い正常組織が複雑に近接する場合、がんだけに十分照射することはできませんでした。これを克服するために強度変調放射線治療(IMRT:Intensity Modulated Radiation Therapy)が開発されました。
 IMRTとは、照射野内の放射線強度を変化(変調)させて行う治療法です。IMRTを使えば、がんの形に凹凸があってもその形に合わせた線量分布を作ることができます。
一方、正確な治療を行うためには、照射を行う際のがんの位置のずれや放射線量の誤差に対する精度管理がより厳しく要求されます。

高精度放射線治療装置 Novalis Tx

当院でのIMRT

  2013年10月よりリニアック装置「ノバリスTx」を用いて放射線治療を開始しました。その後、症例・実績をかさね2017年8月より前立腺がんのIMRTを保険診療下にて開始しました。

 

高精度治療(IMRT)ができる理由

 治療装置と融合し一体となった画像照合システムを用いて、IGRT(画像誘導放射線治療)を実施し、毎回照射前に前立腺の位置、膀胱尿量、直腸の状態を確認し正確な治療を行います。
治療時の体動の影響をおさえるために、患者さんごとに固定具(バックロック)を作成します。
全症例、線量評価(線量分布、絶対線量)を行い、治療計画と実際の治療との精度検証を医学物理士と放射線治療品質管理士が確認します。

左:通常の治療法
右:IMRT

青いラインが処方線量の90%を示します
直腸の線量が抑えられているのが解ります
患者さんごと個々の固定具を作成します

治療の実際

 標準投与線量;76Gy 1日2Gy×38回(通院38回) 病期により異なります
リニアック室への入室から退室まで概ね20分程度です(照射時間は短時間ですが、照射位置合わせを厳密に行うため)。

Exac Trac Systemを使用して照射位置を解析その補正分を6軸の補正寝台にて照射位置の修正を行います
補正に係る時間は数分 その後CBCT(コーンビームCT)にてCT画像を取得 より精度良く位置合わせを行います

術後局所再発に対して

前立腺がん全摘出後のPSA再発に対する治療にも対応しています。

治療開始時期について

治療開始までの待機時間をできるだけ少なくします。
当科へ紹介していただいてから、紹介担当医ならびに患者さんと相談しながら治療開始日を決めていきます。
 詳しくは、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。

問合窓口放射線治療科 
ご連絡先072-850-8711(代)