緩和ケア外来・病棟
当院は、緩和ケアの専門医による外来診療と緩和ケア病棟での入院診療を行っています。がんによる、身体と心の辛さを軽減し、自分らしい生活ができるようにサポートを行います。
緩和ケア外来
当院の緩和ケア外来は、週4日の予約枠による診察を行っています。基本的には、緩和ケア病棟への入院希望面談の後にご予約頂き受診となります。
受診をご希望の方は地域医療連携室にご相談ください。
外来診療の内容
- 身体症状の緩和
- こころのケア
- 緩和ケア病棟の入院相談
外来の対象となる方
- 原則、緩和ケア面談後の患者さん
(他院通院中の患者さんは通院されている病院の紹介状をご持参ください) - ただちに入院は必要なく、外来通院で症状緩和が行える患者さん
受診方法・お問合せ先
当院に外来通院されている場合は、主治医やスタッフにお尋ねください。
他院に入院されている場合は、当院の地域医療連携室にご相談下さい。
ご連絡先 | 電 話:075-983-0076 FAX:075-983-0091 |
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受付時間 | 月曜~金曜 9:00~16:00 土曜 9:00~11:00 |
緩和ケア病棟
ケアとは、がんによる痛み、吐気、息苦しさなどの様々なつらい症状や精神的な苦痛や、ご家族を含め患者さんの心理的、社会的な苦しみや悩みを和らげるケアのことです。
当院の緩和ケア病棟では、手術や抗がん剤など積極的な治療を希望されない、がん患者さん・ご家族の苦痛や悩みをできる限り和らげるよう努めています。患者さんやご家族の大切な時をより良く過ごして頂けるよう、医師、看護師をはじめ、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどの多職種のスタッフが温かく思いやりのある医療ケアを、ゆったりとした療養環境の中、ご提供いたします。
施設の概要
病棟は、ゆったりとした落ち着きのある療養生活の場となるデイルーム、広さや採光に配慮した病室(個室12室、2床室6室)を整備しています。
また、家族控室は、ご家族と一緒にくつろげるよう和室となっており、病室のベッドもそのまま室内に入ることができます。
デイルーム
病室(特別室)
家族控室
入院の対象となる方
- がんに伴う苦痛のため、症状緩和が必要な患者さん
- できれば患者さん自身が病名や症状について認識されてる方
- 患者さんとご家族が緩和ケア病棟への入院を同意されている方
- がんの積極的治療(手術・抗がん剤・放射線治療)を当科では行わないことを患者さんとそのご家族が理解されている方
入院のお申込み
お申し込みのほか、ご見学のご予約についても地域医療連携室にご相談ください
ご連絡先 | 電 話:075-983-0076 FAX:075-983-0091 |
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受付時間 | 月曜~金曜 9:00~16:00 土曜 9:00~11:00 |
ご面談時にお持ちいただくもの
- 健康保険証
- 主治医の診療情報提供書(紹介状)
- CT、MRI等の画像や検査データ等
- 代理受診委任状(ご本人の来院が困難で、ご家族等代理の方が受診される場合)
→ 入院の可否を判断させて頂き、地域医療連携室よりご連絡いたします
緩和ケア病棟で行われる医療の例
- 痛みに対する鎮痛
- 肺炎などの感染症に対する抗菌剤の使用
- 貧血症状に対する輸血
- 腹水によるお腹の張りが苦痛な場合の腹水除去
- 胸水による息苦しさ緩和のための胸水除去
○ 患者さんの全身状態を医療スタッフで総合的に判断し、症状緩和になる治療内容を
決定してまいります
入院料
- 入院料は健康保険が適応されます。
- 有料個室をご利用の場合、室料は保険適用外となりますので、ご了承ください。
スタッフ紹介
緩和ケアの基本教育に関する 指導者講習会終了医師 | 福田 多介彦(耳鼻咽喉科部長) |
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緩和ケア研修修了医師 (厚労省開催指針準拠) | 信谷 健太郎(緩和ケア内科医長) 竹花 恵一(緩和ケア内科) 荒木 雅人(院長) 清水 謙司(外科部長) 福田 正順(外科医長) 友兼 正太郎(内科) 杉山 斉(消化器内科) 松方 絢美(乳腺外科部長) 影山 京子(麻酔科部長) |
緩和ケア認定看護師 | 宮城 悦美(看護部長) |
緩和ケア病棟のイベント
緩和ケア病棟はスタッフによる季節イベントを定期的に行っています。