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vol.5 カンゾウ先生コラム
ウイルス性肝炎・・・知らないうちに感染していることが多いのです

 大昔からあって人類を悩ませているウイルスの代表がこの「肝炎ウイルス」です。 B型肝炎ウイルスは血液や体液を介して人から人へ、そして母から子供へと感染が長期にわたり受け継がれ、世界中に感染者がたくさんいます。
C型肝炎ウイルスも血液を介して感染します。慢性化しやすいのが特徴です。

発見の動機・・・まさか自分が?
私が治療した患者さんの多くはどこでいつかかったか分からない方です。健康診断で肝機能異常を指摘され、調べたら血液検査でウイルスが陽性。 手術前の検査や献血などでも見つかります。

症状
人体に入ると肝細胞の中で増え、肝炎をひきおこすウイルスで、感染が長引くと肝臓が次第に悪くなり肝臓癌を発症することもあります。感染初期には自覚症状がはっきりでません。病気が進んで初めて症状が出てきます。

治療
今は、B型C 型いずれの肝炎ウイルスにも有効な治療があります。10年前まで多く使われていたインターフェロンという注射薬は使われなくなり、副作用のほとんどない飲み薬で治療ができます。ただしB型肝炎の場合は治療が必要ない方が多くいます。専門医に薬を飲む必要があるかどうかを判断してもらいましょう。



日本肝臓学会専門医 小野直美


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