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Vol1.
胃がんの減少

胃がんの減少

外科 院長 河合 泰博

 2017年は、1985年の2倍のおよそ37万人が、がんで亡くなりました。がんと診断された方は2016年では99万5千人です。
 いまや、がんになる確率は2分の1で、がんで死ぬ人確率は4分の1といわれています。男女とも肺がんが増加しており、死亡率トップです。大腸がんが2位で、胃がんは3位です。戦後のベビーブームで生まれた方々が、75歳以上になるのは、大阪万博の2025年といわれていますので、今から2025年にかけて、高齢者の数はさらに増加し、その影響で、がんの死亡者数が増加していく見込みです。
 しかし、10万人当たりのがん死亡率は、年齢調整を行うと減少しています。 しかも、胃がんの死亡率は1965年と比べると今は5分の1です。もちろん今でも年間4万5千人という多くの方が胃がんで亡くなっておりますが、日本人には胃がんが多いといわれていたのは、もう昔のことです。
 胃がんの減少は、ピロリ菌の感染率減少と関係があるといわれています。 ピロリ菌に感染するのは、昔は、野山の水であったりしましたが、今では幼少時の親からの口移しといわれています。60歳以上のピロリ菌感染率は60%以上ですが、若年者のピロリ菌感染率は10%未満です。ピロリ菌に感染していると胃がんになりやすいということは、日本人ではかなりはっきりしているので、このままでも将来胃がんになる人はかなり減少するでしょう。中学生にピロリ菌感染の検査をして、ピロリ菌陽性なら除菌する市町村もあります。
 今、ピロリ菌に感染しているかどうかは、検査で簡単に判断できます。また、ピロリ菌除菌も、今では良い薬ができているので、除菌の確率が高くなりました。中年以上の方でも、今からでも検査して除菌できれば、胃がんになる確率を半分程度に減らすことができます。ぜひ、ピロリ菌検査をして、胃がんの予防をしましょう。 少しずつですが、今後もいろいろながんが、原因解明とともに克服されていけばと思います。

ピロリ菌検査は「消化器内科」から